小さな会社の経営者の方は、経理をどのように処理されていますでしょうか?経理が余り得意でない経営者の方だと、税理士等に外注されていたり、事務の方に任せきりになっている場合が、多いのではないでしょうか?大体でいいや、と考えている経営者の方も多いのではとおもいます。
私が関わらせていただいた会社も、そんな感じでした。経理は、外注に任せきりで、社長は、現金が通帳にあるかないかしか、見ていませんでした。世間で言うと、どんぶり勘定というものです。この状態では、当然赤字で大変なことになっていました。私は、まず経理を社内で行うことを提案して、実行しました。会社の正しいお金の流れをつかまなければ、会社を再生することは、絶対にできません。実際、社内で1円単位のものまで、一つ一つ丁寧に確認していくと、勘定科目や売上、製造原価等が、外注だと、実際と違うところに処理されていることが判明しました。最初は、不明なものが色々とありましたが、だんだん風通しが良くなてってくると、経理から色々なことが見えてきて、今置かれている正しい状態がわかり、改善策や次の戦略を立てやすくなりました。きちんとした、経理をしていると、社内の横領などがされにくくなる等、予防もできます。また、毎月経理を処理した後には、必ず信用できる方が、確認作業をするようにしてください。細かい数字を処理しているので、ダブルチェックをしないと、とても大きく結果がずれてしまうことがあります。例えば、小さな会社であれば、数百万の売上のモノが、1件抜けていれば、その月が赤字になってしまいます。
以上のことから、私は経理をできる限り、社内で処理することをお勧めします。きっと日々の地道な積み重ねが、良い結果を生み出してくれるとおもいます。