小さな会社は、技術者の方が独立して経営者になられた場合が多いかとおもいます。しかしながらこの場合、どうしても経営全体を見渡せなくなってしまうことが多い気がしています。特に、技術力が高ければ会社は自然と上手くいく、という見方をしていると、無意識に社員の方たちに技術の向上だけ求めて、人間性の成長を邪魔して阻害してしまう可能性があります。会社で働いている方たちはモノではありません。勿論、社長の技術力に憧れて、社員の方も一緒に成長して伸びていく会社もあります。ただ、その場合も社長の技術力だけではなく、人間性の魅力やマネージメント力も高い場合が多いです。会社を成長させるよりも、ご自身が技術を追求することに一番の興味があるのであれば、それで良いですが、もし、そうでないならば、まず一歩引いて、外から客観的に、社員の方が本当に成長するにはどうすれば良いかを、考えてみると良いかもしれません。そうすれば必ず今までと違ったものが見えてくるでしょう。